淨泉寺は、天正2年(1574年)に開山され、約450年もの間、皆様に支えられ、地域とともに歩んできた真宗大谷派の寺院です。これまで多くの皆様からご縁をいただき、共に仏の教えを大切に灯してまいりました。しかし、現代社会の変化とともにお墓や供養に関するお悩みは多様化し、次のようなお声を頂戴するようになりました。
「お墓の後継者がいないので、なんとかしたい」
「夫婦だけで入れるお墓はないだろうか」
こうした切実なご要望に接し、私たちはあらためて「これから先、どのような形で皆様のお役に立てるのか」を真剣に考えました。従来の供養の在り方を尊重しつつも、多様化するご家族の事情やライフスタイルに寄り添える新たな選択肢が必要だと感じたのです。
そこで、このたび淨泉寺では、永代供養墓「佐野 響流祖廟(こうるそびょう)」を建立いたしました。後継者の有無を問わず、またご夫婦やお一人でも、安心してお墓に入っていただけるよう願いを込めた供養の場です。永代にわたり手厚く供養をおこない、故人を大切に偲ぶ気持ちを受け継いでまいります。
どうぞ淨泉寺の境内へお越しください。約450年の歴史と子どもたちの躍動の息吹に包まれた中で、これからの供養の形をご覧いただければ幸いです。皆様の想いに寄り添いながら、最適なご提案をいたしたく思います。私たちは「安心して供養したい」「大切な人と共にありたい」という願いを支え続けるため、これからも歩みを止めることなく務めてまいります。
青龍山 大德院淨泉寺 第17世住職
その他のお墓との違い
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樹木葬とは「樹木や芝生、草花を墓標として自然に還る埋葬」で、「自然に還る供養」のことです。自然の中で安らかに眠りたい方に人気のお墓です。
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遺骨を合同埋葬区画に入れ供養。複数の方と同じ場所に納骨するため安価で埋葬。また、寺院管理のものが多く、身寄りのない方や遠方で墓地の管理ができない方にも人気です。
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骨壺を特定スペースに収め保管し供養します。寺院管理で檀家様限定で販売しているケースが多いです。機械式やロッカー式など複数あり、費用なども大きく異なります。
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お墓の代名詞といえる通常の和墓や洋墓などが並ぶのが霊園墓地です。原則、先祖代々供養したい方、伝統的なお墓の形を求める方向けのお墓です。
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永代供養墓 佐野 響流祖廟(こうるそびょう)では管理費がかからないので、安心してお入りいただくことができます。 -
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実績豊富なお墓のプロをご紹介させていただきます。※墓じまいは埋葬状況や場所により料金や期間が変わってきますので、詳しくはご相談ください。 -
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お問い合わせは、電話または専用フォームより承っております。
具体的なご説明や現地確認が必要な場合は、事前にご来場日時のご予約をお願いできれば幸いです。どうぞお気軽にご連絡ください。 -
お客様のご要望をお聞きしたうえで、区画をご案内いたします。その後、永代供養墓を実際にご見学いただき、ご希望に沿った場所・石柱の石種・デザインをお選びいただけます。見学後は、無料で仮予約が可能です。
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仮予約後、一週間の保留期間を設けた上で、本契約の手続きを進めさせていただきます。ご契約時には、浄泉寺にお越しいただく必要があります。手続きの詳細や案内に関しては、お問い合わせ後にご連絡いたします。
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お選びいただいた石柱は、加工が完了次第、速やかに設置いたします。加工が終わり次第、専門のスタッフが現地に伺い、丁寧に設置作業を進めます。ご利用開始までの手続きが円滑に進むよう、迅速な対応を心掛けております。
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石柱の設置が完了した際に、お引き渡しとなります。
お引き渡し後も、いつでもご相談やお悩みに丁寧に対応いたしますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
淨泉寺は、今から450年以上前の天正2年(1574年)に開創された浄土真宗の寺院です。そのはじまりは、田原藤太秀郷の末裔であり、唐沢山城の城主・佐野小太郎修理亮宗綱の孫が、仏縁に導かれて真宗に帰依し、僧侶となったことに遡ります。そして、旧田沼町吉水(現在の栃木県佐野市吉水町)の地に淨泉寺を建立し、多くの人々の心のよりどころとして歩みを重ねてまいりました。
やがて江戸時代中期の貞享年間(1684~1688年)には火災に遭い、建物や記録のすべてを失うという大きな試練に見舞われました。しかし元禄年間(1688~1704年)には、本願寺第十六世一如法主より正式に「淨泉寺」の寺号を授与され、以来今日に至るまで法灯が絶えることはありませんでした。また、関ヶ原合戦後の慶長年間(1596~1615年)には、下野国小山藩主・本多上野介より田畑の寄進を受け、寺の維持に大きく貢献したものの、明治維新の際には上地となるなど、歴史の変遷を経ながらも多くの方々の支えを受けて現在に至っています。
文化12年(1815年)には、第9世住職釋昌潤の代に、間口五間半・奥行五間の古材を用いた仮本堂が現在の地に建立されました。この仮本堂は175年にわたり念仏道場として人々に親しまれ、心の拠り所となってきましたが、老朽化が進んだため、平成2年(1990年)に再建され、今も多くの方々が参詣されています。
私たちは、世のなかが安らかで平穏であってほしいと願いながら、宗祖親鸞聖人の「世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ」というお言葉を胸に、先人から受け継いだ法統の灯を絶やすことなく守り続けています。遠い昔から続く祈りの場として、そして未来へと希望をつなぐ場所として、淨泉寺はこれからも人々の願いをともに分かち合いながら歩んでまいります。
- 交通機関をご利用になる場合
- JR、東武鉄道「佐野駅」下車→徒歩10分
- 車をご利用になる場合
- 東北自動車道 佐野スマートICから10分
- 駐車場の有無
- あり(20台)