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真宗大谷派(東本願寺) 電話 0283-24-1355
青龍山 大德院淨泉寺
CHILDREN'S MILESTONE

七五三のお参り

お子さまの成長を家族とともによろこぶ七五三のお参り。時期、服装、当日の流れ、写真撮影などをご案内します。

CHILDREN’S MILESTONE

育ってきた歩みを、家族とともによろこぶ。

淨泉寺では、七五三の節目のお参りもご相談いただけます。これまでの成長を家族とともによろこび、支えてくださった多くのご縁に感謝しながら、ご本尊・阿弥陀如来の前でお勤めします。

七五三は一般に3歳・5歳・7歳の節目として親しまれていますが、淨泉寺では「この年齢でなければならない」「11月15日でなければならない」とは考えません。満年齢・数え年、ごきょうだい一緒のお参りなど、ご家族の都合に合わせてご相談ください。

なぜ、三歳・五歳・七歳なのでしょう

現在の七五三には、昔の子どもの成長儀礼が重なっています。三歳の「髪置(かみおき)」、五歳の「袴着(はかまぎ)」、七歳の「帯解(おびとき)」です。江戸時代になると、こうした節目の祝いが庶民にも広がっていきました。

ただし、昔から全国一律に「男の子は五歳、女の子は七歳」と決まっていたわけではありません。地域や時代によって年齢や男女の違いがあり、今の七五三のかたちは長い時間の中で整ってきたものです。

なぜ、七歳でひと区切りなのでしょう

淨泉寺には、江戸時代や明治時代からの古い過去帳が残っています。住職がその過去帳を開いていると、胸が詰まることがあります。記されている亡き方のうち、驚くほど多くが子どもなのです。

生まれる前後に亡くなった子。名前を付けてもらう間もなく亡くなった子。一歳、二歳、三歳、そして五歳、六歳、七歳。見開いた頁によっては、亡くなった方の半分以上が幼い子ども、ということさえあります。

これは「七五三が七歳で終わる理由」を一つに断定する歴史資料ではありません。しかし、淨泉寺に実際に残る過去帳を前にすると、七歳まで無事に育ったということが、かつての親にとってどれほど大きな喜びだったのかを考えずにはいられません。

「七歳まで大きくなった。」
その一言の中に、親の安堵と、ここまで育ってくれたことへの深いよろこびがあったのではないでしょうか。

子どもが育つことは、当たり前ではありませんでした

日本全体の統計を見ても、明治32年(1899年)の乳児死亡率は出生1,000人あたり153.8人でした。乳児だけでも、およそ6〜7人に1人が一歳を迎える前に亡くなっていた計算です。明治から大正にかけては、乳児死亡率が140〜170台で推移する時期が続きました。

それが2024年には出生1,000人あたり1.8人まで下がっています。今の日本では、子どもが幼くして亡くなることは、かつてとは比べものにならないほど少なくなりました。これは本当にありがたいことです。

けれども、そのありがたさの中で、私たちは「子どもが今日ここにいること」「昨日より少し大きくなったこと」を、いつの間にか当たり前にしてはいないでしょうか。

「七つ前は神のうち」という言葉

「七つ前は神のうち」という言葉があります。ただ、この言葉を古代から日本全国で共通していた考え方として受け取ることには慎重であるべきでしょう。国立歴史民俗博物館の研究には、この表現は近代に一部地域で成立した俗説とみる見解もあります。

それでも、淨泉寺の古い過去帳に残された幼い命を見ていると、七歳という年齢が一つの大きな節目として受け止められてきた感覚には、深くうなずかされるものがあります。

七五三が七歳で終わることに、親の願いを見る

七歳で成長が終わるわけではありません。けれど、幼い命が失われることの多かった時代に、一歳を越え、三歳を越え、五歳を越え、そして七歳まで育った。そのとき親は、ようやく「この子は、これからも大きくなっていってくれる」と感じることができたのかもしれません。

七五三が七歳でひと区切りになることに、淨泉寺では、昔から子どもの成長を願ってきた親たちの切実な思いを重ねて受け止めています。

「どうか無事に育ってほしい。」
そして今、「ここまで育ってくれて、ありがとう。」

淨泉寺の七五三のお参り

仏さまに幸運をお願いする祈祷というより、ここまで育ってきたことをよろこび、いただいてきたご縁に気づく節目としてお参りします。お子さま自身にも、本堂で手を合わせる時間をゆっくり経験していただければと考えています。

七五三は、子どものためだけのお祝いでもありません。赤ちゃんだったわが子が三歳になり、五歳になり、七歳になる。その間、親もまた親として歩んできました。子どもに「大きくなったね」と声をかけると同時に、家族みんなで「ここまで一緒に歩いてこられた」と手を合わせるご縁になればと思います。

当日の流れ(例)

  1. 本堂へお入りいただきます
  2. お勤め・焼香
  3. お子さまの成長をよろこぶお話
  4. ご家族でお参り
  5. 記念撮影・ご挨拶

時期は11月に限りません

一般には秋にお参りすることが多い行事ですが、ご家族の予定やお子さまの体調に合わせて時期を選んで構いません。寺院の法要・行事と重なる場合がありますので、事前に日程をご相談ください。

服装について

着物・袴などの和装でも、洋装でも構いません。衣装を整えること以上に、お子さまが無理なくお参りできることを大切にしています。普段着に近い服装でのお参りもご相談ください。

写真撮影について

本堂や境内での家族写真もご相談いただけます。撮影業者を手配される場合は、撮影場所や時間について事前にお知らせください。

ご相談から当日まで

  1. まずご相談 — 希望時期、お子さまの年齢、人数などをお知らせください。
  2. 日程を調整 — 寺院の法要・行事と重ならない日時を確認します。
  3. 服装・写真などを確認 — ご希望があれば事前にお知らせください。
  4. 当日 — 本堂で七五三のお参りをお勤めします。

費用・人数について

淨泉寺では、ご家族の人数や当日の内容を伺ったうえでご案内します。ごきょうだい一緒のお参りについてもご相談ください。

参考:七五三の髪置・袴着・帯解については文化遺産オンライン等を参照。「七つ前は神のうち」については国立歴史民俗博物館研究報告に異なる見解があり、淨泉寺では由来を一つに断定せず紹介しています。乳児死亡率は厚生労働省「人口動態統計」によります。