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真宗大谷派(東本願寺) 電話 0283-24-1355
青龍山 大德院淨泉寺

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仏事から考える 読む目安 約1分

お彼岸――向こう岸を思う

彼岸は、亡き人を思う季節であると同時に、煩悩のこちら岸にいる私が、向こう岸を聞く時間です。

穏やかな水面に広がる波紋(イメージ写真)
イメージ写真

春と秋のお彼岸になると、お墓参りをする方が増えます。季節の節目として、日本の暮らしに深く根づいています。

「彼岸」は、文字どおりには「かの岸」。迷いのこちら岸に対して、悟りの世界を向こう岸として表す言葉です。

向こう岸は、どこか遠い場所か

彼岸を、死んだ後に行く遠い場所の話だけにすると、今の生活とは離れてしまいます。

むしろ、怒りや欲や思い込みの中にいる私が、そこから離れた世界を聞く。そのことによって、今いるこちら岸の姿が見えてきます。

亡き人をご縁に

お墓の前に立つと、自分も同じように限りある身であることを思います。普段は先送りしている問いが、少し近くなります。

彼岸会は、亡き人をご縁に、今の私の生き方を聞き直す時間です。

向こう岸を思うことは、こちら岸にいる自分を見ることでもあります。彼岸の季節に、少し立ち止まってみませんか。

この記事のテーマ
仏事彼岸彼岸会

淨泉寺 住職 釋延洋