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真宗大谷派(東本願寺) 電話 0283-24-1355
青龍山 大德院淨泉寺

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法話 読む目安 約1分

仲良くしなくても、大切にできる

好きになれない人がいてもよい。仲良くできるかどうかと、人を大切にできるかどうかは別の問題です。

淨泉寺の本堂と境内

「みんな仲良く」。とても美しい言葉です。けれど、現実の人間関係は、それほど簡単ではありません。

気の合う人もいれば、どうしても苦手な人もいます。話すと疲れる人、考え方が合わない人、過去の出来事があって近づけない人もいます。

好きになることは命令できない

人の気持ちは、命令で変えられません。「好きになりなさい」と言われて好きになれるなら、誰も人間関係では悩まないでしょう。

大切なのは、好きになれない自分を隠すことではなく、その感情があるまま、相手を傷つけない道を探すことです。

距離を取ることもある

関係によっては、距離を取ることが必要です。それは「相手を粗末にする」こととは違います。近くにいないほうが互いを傷つけずに済むこともあります。

仏法が教えるのは、理想的な人間関係を演じることではなく、煩悩を抱えた私たちが、なお人を人として遇する道を聞いていくことだと思います。

仲良くできなくても、大切にすることはできる。その小さな区別が、自分にも相手にも、少しだけ余白をつくってくれます。

この記事のテーマ
人間関係凡夫尊重

淨泉寺 住職 釋延洋