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真宗大谷派(東本願寺) 電話 0283-24-1355
青龍山 大德院淨泉寺

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仏事から考える 読む目安 約1分

お数珠――一本の糸に支えられて

数珠の玉は一本の糸でつながっています。手の中の仏具から、私を支える見えないつながりを考えます。

穏やかな水面に広がる波紋(イメージ写真)
イメージ写真

お数珠は何のために持つのですか、と聞かれることがあります。

珠の数や形にはさまざまな説明がありますが、私は手に取るたび、珠をつないでいる一本の糸のことを思います。外からは目立たないけれど、糸がなければ珠はばらばらになります。

見えないものに支えられる

私たちの暮らしも、目立つものだけでできているわけではありません。家族、地域、仕事、亡き人、名前も知らない人の働き。普段は見えないつながりに支えられています。

自分一人で立っていると思うときほど、その糸は見えなくなります。

握る手を止める

数珠を手にして合掌すると、何かをつかもうとしていた手が一度止まります。

手に入れるための手ではなく、合わせる手になる。その小さな姿勢の変化が、自分の向きを変えることがあります。

数珠はお守りとして持つだけのものではなく、仏前で手を合わせる私の姿を支える仏具です。一本の糸を思いながら、静かに手にしてみてください。

この記事のテーマ
ご縁仏具数珠

淨泉寺 住職 釋延洋