文字サイズ
本文へ移動
真宗大谷派(東本願寺) 電話 0283-24-1355
青龍山 大德院淨泉寺

ホーム 読む・聞く

日々の暮らしから考える 読む目安 約1分

小さな水辺に、いのちが集まる

何もないように見えた場所に水ができると、いのちが集まってくる。私たちは、見えているものだけで世界を決めていないでしょうか。

大人の指を握る小さな手(家族のイメージ写真)
イメージ写真

乾いた場所に水が生まれると、少しずついのちが集まってくる。そんな話を聞くと、私は「何もない」と見えていた場所にも、たくさんの可能性があったのだと思わされます。

水がなければ現れなかったいのち。けれど、水だけで全部を説明できるわけでもありません。さまざまな条件が重なり、私の予想を越えて世界が動いていきます。

ご縁が整う

仏教では、ものごとが一つの原因だけで成り立つとは見ません。いろいろな縁が重なって、今の姿が現れています。

人も同じです。「この人はこういう人」と一つの原因で決めつけられません。出会い、環境、言葉、時期。さまざまな縁の中で変わり続けています。

見えていないものを決めつけない

今は何も起きていないように見えても、縁が変われば姿も変わります。だから、今見えている姿だけで人や自分を決めつけないことも大切です。

小さな水辺にいのちが集まるように、縁が整ったとき現れるものがあります。世界を少し長い目で見ることを、自然から教えられます。

この記事のテーマ
いのちご縁自然

淨泉寺 住職 釋延洋